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写真で見る東京国際空港の歴史 History of Tokyo International Airport seen with a photograph

 
1954年 

日本初公開 DC-4榛名号とShell石油スタンドとバイクのカラー写真

 

日本空港ビルディング株式会社による東京国際空港ターミナルビル建設

 

撮影1954年正月 SUEO TAGAYA

 

 昭和29年元旦 初詣の川崎大師へ行く途中に立ち寄った時の家族写真のようです。

 日本航空のダグラスDC-4 JA6003 榛名号のカラー写真は、JALの11機のDC-4を通じて日本初公開です。



     

     



 もろもろ解説したいことがありますが、ここは、石油スタンドにしろバイクにしろ皆さんからのご感想やご指導を待つてから、随時補充していきます。

 どうかよろしくお願いします。 (榛名の経歴は日本におけるダグラスDC-4研究参照)
 

頂いた感想など

1 SHELL石油スタンドの思い出 かつお

 このガソリンスタンドは戦前からあるタイプで、町の“石油店”でよく目立ったし、呉海軍工廠の総務部本部庁舎舎前広場にこのガソリン給油機がでんと座っていました。私は車に乗っていた関係で日常的に世話になったので当時の給油係員に再会した思いです。

   

 記憶をたどって構造を述べて見ます。

 このアングルでは見えませんが、向こう側に握りレバーつき直径約40cmのハンドルがあり、それを片手でぐるぐる回すと、メインタンクからタワー状の計量タンクへ汲み上げられます。

 ガラス製の計量タンクの容量は、確か2030リットルで側面に目盛があって、正しく測れるようになっています。

 計量タンクとメインタンクの中間の黄色の筒のドアが開いていますが、この中に給油量設定レバーがあって、補給したい量を設定します。ガソリンは直径5〜6cmのパイプを通じて汲み上げられ、設定量を越えるとメインタンクへオーバーフロー還流する仕組みになっています。

 給油レバーは、写真では閉の位置になっており、黒いウエイトが天を指すように曲げると全開になり、ホースを通じて油が流れ出す仕組です。

 
 計量タンクの油の色は車両用の
エチール鉛混入色(茶色系)なので、航空機への給油機ではありません。

参考 千歳空港でJA6014浅間号への給油 1961/08/27 OKUBO 日本におけるダグラスDC-4研究から

 
 
 
日本空港ビルディング株式会社による東京国際空港ターミナルビル建設
1953/03/16 民営のターミナルビル建設を閣議了解
1953/07/16 日本空港ビルディング株式会社創立総会
1954/01/08 航空局が東京国際空港ターミナルビル基本構想を承認
1954/06/19 地鎮祭挙行
1954/06/20 起工式挙行 大成建設
1954/12/30 上棟式挙行
   

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