HOME・SITEMAP・サイトマップ 日替わりメモ 愛知県目次 伝説の時代から現代まで航空史抜き書き
 

航空歴史館いしぶみ

愛知航空機工場のスリップがあった藤前干潟

 

A4611-4 愛知県名古屋市 藤前干潟 港区野跡五丁目
            Old Aichi Aircraft Co. Fujimae
mudflat, Minato-ku, Nagoya City, Aichi Prefecture
               

◎ 旧愛知航空機永徳機体工場前のスリップ跡 撮影2009/07/11 YUSIS

 庄内川河口 藤前干潟 干潮時                    満潮時

この件に関しては、次のHPに詳しく書いてあります。
http://www.ne.jp/asahi/hayashi/love/atsuta4.htm

ちなみに、このスリップ跡はどうも今年中に取り壊しになるということを聞きました。


日替わりメモ09/07/14

 名古屋の藤前干潟を守る会のホームページを見ますと、湾内の昔の干潟が殆ど消滅して庄内川左岸河口の藤前干潟がわずかに残っているだけというのがわかります。渡り鳥の生息地という自然環境と、大規模埋め立てによる名古屋市の人工的大発展のどちらをとるかというのは、難しい問題です。

 その藤前干潟に愛知航空機の工場から送りだされた水上機が海面へ降りるためのコンクリート製スリップがまだ残っています。当時の日本を代表する零式水偵、瑞雲、晴嵐などを想起すると、つわものどもがゆめのあと そのものです。随分しわが寄っているように見えるのは1944年12月の東海大地震によるものかなと思ったりします。YUSISIさんの情報では、今年中に撤去される予定らしいですが、その後が水鳥たちの楽園になるのなら、以って瞑すべしであります。