いたみんさんが1957年頃、所用で鹿屋航空基地を訪れた時のスナップです。
コンソリデーテッド PBY-6A カタリナ オ-5381
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PBYは、アメリカから供与後はいったん鹿屋へ配属された後大村航空隊(1957/05/18開隊)へ移管されました。これは、大村に記号を書き替えた直後の撮影かと思います。
ダッシュ6A型は、カタリナの最終生産型で、唯一の水陸兼用タイプです。
[参考写真]
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大村湾で滑水中のPBY-6A 2号機 オ-5832 翼端フロートは離水すると折り畳まれます。それでも鈍足であり、加えて供給部品不足のために2機の使用で終わりました。
グラマンTBM-3W2 グラマンTBM-3S2 アベンジャー
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PBYの写真でお気づきのように、ハンガーの前に2機のアベンジャーが主翼を折り畳んで駐機しています。左がレーダーをお腹に抱えた哨戒型のW、右が攻撃型のSで、両機がハンターキラーとして、海上自衛隊の対潜水艦電子作戦への門を開きました。
グラマンS2F-1 トラッカー
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アベンジャーの2機による策敵と攻撃をひとつの機体にまとめたのがS2Fです。海上自衛隊には1957年から新鋭機として供与されましたので、鹿屋におけるこの写真は到着間もない頃と推定されます。多くの隊員が居るところからして供与1号機(カ-4101)かもそれません。
フェアチャイルド R4Q フライイングボクサー
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空軍名C-119でおなじみですが、海軍型R4Qの日本国内での写真は珍しいのではないでしょうか。真横から撮って欲しかったですね。
ロッキード PV-2 ハープーン
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ロッキードのPV-1ベンチュラ、P2Vネプチューン、P-3オライオンという系列の中の2番目のタイプです。海上自衛隊へは武装をはずして供与され、海上哨戒訓練機として使用されました。
[参考写真]
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