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航空歴史館 更新21/06/21
 
 
 
エアパーク F-4,T-4搬入に伴い8機搬出の計画 



撮影2018/11/03  Yone

あああ


 

2021年6月21日

 小林 実さんから 『浜松基地を上空から眺めておりましたら、基地の南東側の建屋が撤去され
 その跡地は駐車場に。 そして道路に面した箇所にT-33Aが展示されている事に 気付きました。
 エアーパークの一連の騒ぎの延長なのかは不明ですがご存じ でしょうか。』 と問い合わせが
来ていました。
 この流れで基地内をGoogle Earthで散策すると2021年3月23日時点の展示航空機の動きが
見えましたのでお知らせします。

展示航空機の仮置き状況 2021/03/23
 2020年12月3日にお知らせした当初の場所におかれています。
 キャノピーのカバーなどは掛けられているようには見えません。

1,T-33A, T-28B, T-33A(翼端増槽無し)、 B-65, T-1A


 T-33Aが1機多いということで、どこから来た機体かわかりませんが 小林さんから1年前 2020年に
建物を壊した跡地に置かれているとの情報がありましたので、この機体の可能性ありです。
 移動先では翼端増槽が外されている。

2,隊舎跡地 T-33A仮置き状況  撮影2020/03/23


3,2019年01月14日には建物があり機体も置かれていなかったので一時的なものと考えられます。
 赤丸のところに置かれていました。




2021年2月22日

 Yoneさんから嬉しい情報をいただきました。
 関係者が保管に動いてくれているということで搬出予定の機体も大切にされるようです。
 いただきましたメール文面をそのまま掲載させていただきます。

    --------------------

 浜松広報館の情報が更新されておりましたのでお知らせいたします。
 3/8〜3/12までリニューアル工事のため閉館するそうです。
  浜松広報館HP https://www.mod.go.jp/asdf/airpark/

 HPによれば
  リニューアル内容(工事期間)
  1 展示格納庫
     F-4戦闘機、T-4ブルーインパルスの新規展示(3月8日(月)から3月12日(金)の間)
     展示航空機の再配置(3月8日(月)から3月12日(金)の間)
     ブルーインパルスコーナーの新設(3月8日(月)から3月31日(水)の間)

  2 展示資料館
     F-2戦闘機塗装(1階)(3月8日(月)から3月12日(金)の間) 
        (注:XF-2のモックアップの塗装をF-2と同様の塗装に変えること)
     航空機模型新規展示(2階)(C-2、B-777政府専用機、KC-767、U-680)
        (3月8日(月)から3月31日(水)の間)
     キッズコーナー新設(3階)(3月8日(月)から3月12日(金)の間)
 となっています。
  特筆すべきは「展示格納庫から搬出をした8機の航空機につきましては、再展示の準備が整う
 までの間、基地内の格納庫内にて大切に保管します。」  という文言です。
  これで搬出機体は全機屋内保管が確実になったと言えるでしょう。
  また「再展示」の文言がありますが、屋外展示は再度反発を招くだけなので、将来的に別棟を
 建築するする予定があるのかもしれません。
   1月12日の搬出等履行期限を過ぎていますが、広報館のHPなども展示機体の更新や休館に
 ついて書かれていないので現状維持されていると思われます。

                           2021年2月22日  Yone

浜松広報館資料

 


2021年1月31日

 Yoneさんから展示航空機の搬出について方針が変わったとの情報をいただきました。
  1月12日の搬出等履行期限を過ぎていますが、広報館のHPなども展示機体の更新や休館について
書かれていないので現状維持されていると思われます。

推移

2020/11/24 公告 競争入札に付する事項「浜松広報官展示航空機移設に関する調査」が出された。
履行期限は2022/01/12
2020/12/07 競争執行(入札)予定
2021/01/12 上記入札 航空機移設履行期限 <-実施されていない模様
2021/01/29 公告 競争入札に付する事項「浜松広報館展示航空機の移設作業に関する部外委託」が出された
2021/02/15 競争執行(入札)予定
2021/03/31 上記入札履行期限

公告に出された内容の前回との相違点

1,搬出にかかわる航空機の取り扱い変更について


 搬出航空機に対し キャノピー、風貌、窓の防護処置が施されるようになりました。
 バンパイヤとT6Fが 10411格納庫へ保管されることとなりました。

2,バンパイヤ、T-6F搬出変更先

3,搬出先航空写真合成 (Google Map 2001データ利用)


 上記写真では地図が適当に書かれていることが想定されますが、複数の格納庫があるので無事保管されることに
なりましたね。 ほかの6機の行き先が書かれていませんが、キャノピーなどの保護処置が取られることになったことが
吉報です。


 

2021年1月29日

 搬出のことでいろいろな方から意見が出ています。
 今回 Mさんからの投稿を紹介します。

 浜松広報館の件、「ファントムが展示される!」 と単純に喜んでいました が・・・ 追い出される機体が
そんなに有るんですね・・・
  私は、英国の ヘンドン・ダックスフォード・コスフォード、米国の ライトパ ターソン・スミソニアン・
イントレピット、ドイツのシュパイヤー・ドルニエ ミュージアム、スイスの デューベンドルフ等を見学しましたが、
「物を大事にする 文化」の違いを見せつけられました。
 日本の歴史的に貴重な機体 二式大艇・PS-1 が野晒しトラッカーやP-2V・DC-3も 野晒し疾風・97戦・
彗星? は宗教団体や公共施設でも遺品扱いで撮影禁止、 一式陸 攻・隼は個人所有で8月のみ公開と、
バラバラで、日本の歴史的工業製品を保存・公 開する理念も基準も国にはあまり感じませんネ・・・
  現在の日本は少子高齢化で人口も減り始め、高度成長期に作ったインフラが劣化し 始めており、
チェックと修理だけでも大変な時代に? 天変地異・更にコロナ!までも が追い打ちを掛けている・・・
なのに リニア!オリンピック!万博!カジノ?とゼネコンに金をばら撒く政策に ブレーキも無く!
金をジャブジャブ投入しています。
  *新幹線350キロの時代!LCCで 速く安く(800〜900キロ)移動可能な時代!に陥没訴訟も増え?
1m数億円も掛かる トンネル工事が半分以上を占め! リニアの500キロ?巨額の費用をかけ!
そのス ピードがそんなに必要か?
  私には疑問です。(高度成長期ならいざ知らず) *コロ ナ対策で競技場も追加工事が必要!無観客?
50%観客?でチケット売り上げも大赤! になりそうなオリンピック!・・・  延期してでも競技施設の
追加工事費用を コロナ対策に使えないのかな?
  リニアを5〜10年・オリンピックはコロナを見ながら1〜2年延期してでも国費を捻 出し、コロナを
乗り切った後に、もしも復興バブル?を迎えたら?その時に、ついで に? 岐阜?浜松?辺りに
格納庫3〜4棟を建て、
  
 ●戦後の戦闘機・練習機館  バンパイア・F-86・F-104・F-2?・F-4・F-1・ T-6・T-3・T-28・T-33・
                    T-1・T-2・T-4・・・・   
 ●戦後の輸送機・対潜機館  DC-3・C-46・C-1(飛鳥)・S-2・P-2V・PS-1 (US-1)・MU-2・・・・  
 ●初期〜大戦機館       零戦・紫電改・97戦・疾風・飛燕・隼・彗星・ 一式陸攻・秋水・・・・・  

  上記のような 「航空博物館!」 の夢を持っていますが、ヤッパ時期的にも無理 でしょうネ!
となると、今は浜松広報館をオール2階化にして何とか 「追い出し無し?」・・・ くらいでも要求
出来れば良しかな?と思います。
 2階化が可能なら?応援し、5〜10万 くらいのカンパも出来ます!

 


2020年12月3日

  YoneさんからエアパークにF-4EJ, T-4 2機が搬入されるのに伴い既設展示機8機が搬出されるとの
情報を頂きましたので検証し歴史として記録します。 

推移

2020/11/24 公告 競争入札に付する事項「浜松広報官展示航空機移設に関する調査」が出された。
履行期限は2022/01/12
2020/12/07 競争執行(入札)予定
   
   

公告に出された内容抜粋

1、移設対象航空機

 

2、移設前後の配置

搬出対象機体

搬出機体移設先

旧ハーモエリア上空写真(Google Map 撮影2020より)

搬出機体設置場所近くに廃棄物保管場所が近いのが気になります。
また、以前に置かれた機体は廃棄されていた経緯があります。関係記事リンク

 搬入移設搬出予定の機体について調べてみました。

  機種 機番   導入年 最終運用 国産機 国内運用数
(民間含)
総生産数
(他国含)
希少性
1 VAMPIRE 63-5571 旧ハーモエリアへの移動 1956/1/31 1960/9/1   1 3268 自衛隊導入唯一の機体
2 T-28B 63-0581 旧ハーモエリアへの移動 1956/4/25 1964/3/19   2 1948 自衛隊導入唯一の機体
3 T-1A 15-5825 旧ハーモエリアへの移動 1961/7/1 1998/12/18 66 66(T-1B含)  
4 B-65 03-3094 旧ハーモエリアへの移動 1980/3/5 1999/3/29   21 930  
5 T-33A 71-5239 旧ハーモエリアへの移動 1957/2/1 1998/5/14 278 6557(国内210) 自主生産機
6 MU-2 13-3209   1971   80 765  
7 T-6F 52-0010 旧ハーモエリアへの移動 1955/2/1 1959/12/15   180 15495 自衛隊外で再生され寄付された機体
8 S-62 53-4774 旧ハーモエリアへの移動 1965/3/23 1983/1/17 27 175(国内27) ノックダウン生産
9 V-107 24-4832   1982/2/19 1998 160 524(国内160)  
10 H-19 91-4709 旧ハーモエリアへの移動 1959/7/30 1973/1/11 37 1828(国内72)  
11 T-2 59-5111   1975/9/30 1997/7/11 103 103  
12 F-1 90-8227   1979/9/3 1999/2/16 77 77  
13 F-104J 76-8693   1967/5/31 1986/3/11 230 2578(国内230)  
14 F-86D 84-8104   1958/2/28 1959/12/15   122 2847  
15 F-86F 02-7960   1960/6/29 1982/3/30 435 9860(国内300) ブルーインパルス使用機体
16 T-4 66-5745 新規展示機 1996/4/18   212 212  
17 F-4EJ 17-8440 新規展示機 1981/5/20 2020/12 140 5195(国内140) F-4国内最終生産。世界で最後に生産されたF-4

 今回の機種選定は古く有名ではないものを搬出の対象にしているように見受けられます。
 製造数や国内導入数が少なかったり、戦後の航空産業の歴史を持った希少な航空機も
含まれており、今後の扱いが注目されます。

搬出予定機体

 各機体の写真一覧です。詳細を見る場合はエアパークのページをご覧ください。

1, VAMPIRE   撮影2018/11/03 Yone

2、 T28B  撮影2018/11/03 Yone

3、 T-1A  撮影2004 らぷこすた〜

4、 B-65 撮影2018/11/03 Yone

5、 T-33A  撮影2015/03/14 にがうり

7、 T-6F  撮影1999/10/11 渋谷義夫
 

8、 S-62 撮影2018/11/03 Yone

10、 H-19