F-86Fのフライトマニュアルに1枚の紙が挟まれていて気が付いた情報です。
航空自衛隊に納入された初期のF-86Fの機体に 敵味方識別装置 AN/APX-6 が搭載されていたということです。 後日 全てAN/APX-6Aに換装されていますが、当時 敵味方識別装置が重要な防衛秘密だったということを示していますね。
自衛隊でパイロット向けに書かれた資料フライトマニュアルの一部コピーを掲載します。
破壊装置は機体左側パネル内 IFF発信機に3本の破壊装置を差し込んであるようです。

フライトマニュアル抜粋
要点:
3つの破壊装置がIFF 発信機にセットされている。
作動はパイロットが行う。
破壊装置はバッテリーから電源が供給されている。(エンジンが停止していても破壊可能)
後期の機体には破壊装置は搭載されていない。
初期の機体には衝撃検知器が付いていて不時着時に自動的に破壊装置が作動する。
AN/APX-6機器が敵の手に渡る危険がある場合のみ破壊装置を作動させるべきである。
不確実な地域に不時着しなければならない時は破壊装置を作動させる。


パネルなどの写真は後日掲載予定です。
編集掲載日 : 2025年07月07日
WEB編集 : イガテック
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