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A2110-1 青森県平川市柏木町藤山 平川市中央公園
              Hirakawa Central Park, Hirakawa City, Aomori Prefecture  
    
× 平川市中央公園のビーチクラフトB-65 6704
  c/nLC-149 N9721  新明和伊丹工場で海自向け改装 
1963/03/04 6704 海上自衛隊へ引渡 第202教育航空隊  
1983/10/04 第61航空隊で用途廃止
1983/11/09 青森県南津軽郡平賀(ひらか)町中央公園に展示 
2012/07/04 撤去  自衛隊青森地方協力本部に返還

 

撤去  

産業廃棄物として業者に払い下げられスクラップ処分された模様です。

撮影2012/07/04  windpost windpostから転記)








日替わりメモ2012/07/13

昨日(市へ問合せ中)した件につき、次のお答えがありました。

 このたびは、お問い合わせいただきありがとうございます。平川市中央公園の航空機(B−65)についてですが、7月5日をもって自衛隊青森地方協力本部に返還いたしました。返還の理由としては、当初の展示目的である観光振興や航空科学思想の向上を充分に果たしたことと、老朽化に対する維持管理が困難になり、見学者のケガ等を防止するためです。 どうかご理解いただき、今後ともご意見・ご提案をいただければ幸いです。佐伯様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。

                         平川市経済部商工観光課 課長 原田 耕一

 佐伯から : まずは、早々のご回答に感謝します。ただし、大変失礼ながら、これがお役所仕事の限界であろうかと感じざるを得ないのが残念です。その理由を挙げておきます。

1 「
当初の展示目的である観光振興や航空科学思想の向上を充分に果たしたことと〕と言われますが、航空科学思想が市民に根付いたのでしょうか。観光振興の目的を果たしたから撤去というのも理解できません。観光振興の目的物を撤去したら逆効果なのではないですか。

2 「
老朽化に対する維持管理が困難」については、あくまで撤去時の写真からの判断に過ぎませんが、維持管理が困難な状態とは思えません。「見学者のケガ等を防止」したいのなら、撤去せずともいくらでも対策が取れるはずです。

 単に維持管理が面倒になったこと、緊縮財政のあおり、駐車場の拡張、反戦主義者の嫌がらせといったところが本音であろうと推察します。市が本気なら管理ボランティアを募るとか存続の方法はあったと思います。B-65は無くなりましたが、平川市は、青森空港の06進入ルート上にあり、市民が飛行機を見上げる機会も多いでしょうから、それらを勘案した
観光振興や航空科学思想の向上策を練られるよう期待します。

 

2012/07/27 上記見解に対する回答を頂きました。まだ言いたいこともありますが、これをもって当問題を打ち切ります。質問に対しては、誠実にお答え頂いた平川市経済部商工観光課にお礼を申し上げます。

 再度のご質問に回答いたします。
 ご質問の航空機(B−65)については、近年は学校・子ども会等の見学もなく、観光客の来訪もほぼない状況でありました。したがって、市としては航空科学思想の向上や観光振興の目的を果たしたと判断しました。
 また、機体の老朽化により、主翼を松葉杖状の支柱で支えるなどしなければ維持できない状況で、設置場所は管理者等も常駐しない場所であり、安全上の問題もありました。当市としましても、行政効果の低い分野に関してこれ以上公費を支出することは難しい状況にあります。
 そうした状態で行政が維持管理費を支出することに疑問を持つ声もあり、議会の承認を得まして廃止することとしました。
 以上、ご理解いただきますようお願いいたします。

 なお、上記の回答については、市長の了承を得ておりますので、市長からのコメントは差し控えさせていただきます。

                                  平川市経済部商工観光課

2011年11月の状況

 下記市観光課のコメントのとおり冬場のカバー掛けを確認しました。カバーの掛け方が非常に丁寧で、とても大切にされています。中を見ることができないのは残念でしたが、雪国の展示機は環境が苛酷なので、平川市の扱いには深く敬意を表しながら撮影しました。

撮影2010/11/22 HAWK
 


 
1999年の状況 撮影1999/09/11 MAVERIC
                  





 
2009年の状況 撮影2009/07/21 提供 平川市
                

このたびは当市にございます展示飛行機にお尋ねのとのこと、回答させていただきます。
 現在も中央公園にB−65型飛行機を展示設置しております。
 今年は3年に1度の塗装修繕の年となっており、写真のようにきれいな状態となっております。
 また、説明板も1999年撮影当時と同様のものです。
 現在は平賀町観光協会から平川市自衛隊協力会が委託管理を行っております。計器類はそのままです。
 事前連絡が必要ですが、機内の見学も可能です。ぜひ、ご来訪ください。 なお、冬季は雪よけのカバーを装着させます。

〒036-0242
 青森県平川市猿賀南田15-1
 平川市役所尾上分庁舎
 経済部商工観光課 観光係
 
        TEL 0172-44-1111(内2183)
        FAX 0172-43-5005

        

津軽郡平賀町の町章



 
平川市の市章

観光協会による展示経緯
 


 

少し変わっています

説明板の記載(判読)

      展示飛行機について
平賀町と飛行機の関連は遠く大正4年「1915年」の秋にさかのぼります。
現在の町立西中学校付近で陸軍大演習の時南軽地方でははじめての飛行機の着陸がありました。
その当時の事は鳴海助一先生著「津軽のことば一代記」に詳細に記録されています。
それで観光協会は平賀町を通じて防衛庁より海上自衛隊で使用した練習機の貸与を受け、老人には歴史的感動を、中年には近代科学の実情を、青少年には二十一世紀宇宙時代の科学心の向上と大空への空想○○を○○○と念願をこめ、この飛行機を展示したものであります。
この飛行機はその優美なスタイルから「空の女王」といわれています。
       昭和58年11月9日
                        平賀町観光協会