提供
ogurenko
第7回後、入間基地など自衛隊の基地使用が困難になったこと、海外からの参加規模が縮小されてきたこと、さらには航空宇宙工業会が主催するエアショーはより専門的であるべき、などの意見が強く出されるようになってきたことから、以降は一般を対象としたエアショーより、航空宇宙関係者、専門家を対象とするトレードショーとしての意義を強調するほうが出展企業にも賛同を得やすく、出展勧誘にも有利との観点から、屋内展示会として発展させていく方針を固めていった。
それを具現化したのが、1991年2月14日から18日までの5日間、千葉県幕張メッセにおいて開催された「1991年国際航空宇宙展」である。
「1991年国際航空宇宙展」は、最後のエアショーとなった岐阜基地における第7回目の国際航空宇宙ショーから7年の時を経て、平成元年(1989年)秋にオープンした日本コンベンションセンター(幕張メッセ)の広大な国際展示場において、屋内展示という新しい試みで開催された。
本展示会は、航空宇宙展を通じて、航空宇宙分野の国際協力を進め、特に航空宇宙関連産業及び民間航空事業の振興を図るとともに、わが国の航空宇宙意識の高揚に寄与することを目的として、(社)日本航空宇宙工業会が単独主催で開催したものである。
開会直前には湾岸戦争が勃発し、開催が危ぶまれたが、開会当日には皇太子殿下の行啓を得て、盛大に開催された。参加国は、米、英、仏、独、伊、加などに加え、スエーデン、イスラエル、キプロスが参加した。また、国内からは259社が、海外からは95社が参加し、展示された航空機も16機に上がった。合計5日間の会期中、会場を訪れた入場者は約8万人にのぼった。
日本航空宇宙工業会2003年版刊行物より
撮影
ogurenko
T-4模型 撮影1991/02/16 ET
T-2 CCV模型 撮影1991/02/16 ET
CFM社エンジン(CFM56か?) 撮影1991/02/16 ET
Robinson R-22beta (JA7801) 撮影1991/02/16 ET
Enstrom 280FX (JA7821) 撮影1991/02/16 ET
Bell 222U (JA9962) 撮影1991/02/16 ET
Agusta A109C (JA9999) 撮影1991/02/16 ET
Eurocopter SA365N Dauphin2と思われるSonyの機体 撮影1991/02/16 ET
Brantly B-2B (N2217U) 撮影1991/02/16 ET
K.P.Harvest社 Skywalker
922型(実験試作機)ヘリウムガス気球式水陸両用小型飛行船 撮影1991/02/16 ET
奈良原式4号機 ”鳳” 復元機 撮影1991/02/16 ET
撮影 横川裕一
H2Aロケット 撮影
ogurenko
対艦誘導弾ハープーン模擬弾 撮影
ogurenko
TOP