1964年4月15日、ローカル航空会社3社が合併して日本国内航空株式会社が設立され、日東航空株式会社、富士航空株式会社及び北日本航空株式会社の事業を統合継続することになりました。
合併時に保有していた旅客機は、次のとおりです。
・ コンベア CV240 |
9機 |
・ ダグラス DC-3 |
2機 |
・ デ ハビランド DH-114 ヘロン |
2機 |
・ グラマン マラード |
4機 |
・ ノール NORD262 |
2機 |
全日空がバイカウントやフレンドシップを飛ばしていた時期に、何とも貧弱なラインナップです。もちろん合併を主導した行政のバックアップもあってすぐにCV-880や国産旅客機YS-11を手当してタービン化を進めることになりますが、当面はこれでいかざるを得ませんでした。
合併時の主力 コンベアCV240 撮影1964/05/01 東京国際空港整備場 赤塚 薫
写真のとおり、胴体の社名は日本国内航空としているものの左から富士、北日本及び日東のデザインをそのまま残している過渡期の状態です。 その色と以後の変遷については
→ CV-Liner