2005年12月 ボーイング737-800が初登場(スカイマークエアラインズの8号機)にがうり
日本で初めて導入のボーイング737-800は、1号機(JA737H)が2005年12月26日に羽田に到着し、2号機は2月6日到着予定で、写真はボーイング社での1号機です。
ボーイング737-800は、外航では大韓航空や中華航空が日本に乗り入れてはいますが、国内エアラインでは話題のスカイマーク羽田ー神戸に2月16日初就航です。737-800は息の長いボーイング737-100〜900シリーズの中の-800タイプで、エコノミーなら177名の乗客、パイロット2名、CA4名です。外観は従来の形とほとんど変わらず、機体構造も特に合成樹脂部は少なく、アルミ、ハニカムを多用しています。しかし電子部品はハイテクの最新型でボーイング777に近いものですが、面白いのはコクピットのスイッチ類は現代機種に多いスイッチ・ライトではなく、従来からのトグル・スイッチを使用しています。これはなぜか? 737パイロットはメカ好きだから? せめてスイッチだけでも機械操作感を残したいから? せめて馴染みの感覚で? よく判りません!
一般性能では高地性能、自動操縦性能、ヘッドアップ・デイスプレイ装備、TCASなどがアップしています。また目新しいものはFixed ELT(Emaergency Locator Transmitter)が装備されていて、これは事故発生時の機体位置をGPSで追跡するものです。それからハイジャックテロ対策としてライフル弾も通さないコクピットドアや機体搭乗口付近の小型カメラでコクピットから監視できる装備をしています。
短距離仕様なので流行のウイングレットや客室電話、ビデオなどはありません。
Boeing 737-800 JA737H 撮影2005/12 ボーイング社