新 2020/6/20掲載
Blue1さんから2020年5月29日の写真撮影時のお話をいただきましたので紹介します。
寄稿 Blue1
我が家から一番近い存在の戸塚自動車学校にあるセスナ150H。 私の生活圏では無かった為つい足が遠のいていました。 戸塚と区名を冠しているが、これは30年ほど前に分区する前の名残で、今は泉区の中にあり飛び地的雰囲気だ。 当初は単に写真の更新を目的に車を走らせたが、訪問日の5月29日は思いもよらぬラッキーな日だった。
ヒコーキ雲誌の表紙と記事のプリントを受付の女性事務員の方にお渡しし、ご了解を頂きました。 その際に同社中丸会長が先日“ラストフライトを終えて”その記事がこれですと渡されたのが、前日の5/28付け発行の地元紙「タウンニュース」630号「雲じぃじ、空旅“卒業”でした。 愛機はヒューズ269・JA7791。これには驚きました。
前回の伊藤憲一さんが2016/01/04に撮影してから四年強、塗装の劣化は否めません。本校は大型バスや大型トラック等に特化した教習施設の為、セスナ機はバスの車高に合わせた台に設置されています。 このため日常での洗浄やメンテが容易でない事は察せられます。 可能ならば洗浄は
買って出ますのに。
この度の取材で目立った損傷個所がありました。 左翼端前縁の凹みです。 場内走行車両による衝突と思いましたが高さが合わず、下から加えられた凹みに見えます。 また垂直尾翼下部と水平尾翼下面部の損傷もありましたが、2016年の撮影時の写真に凹みの様な暗い箇所があり、これとの関連は不明です。 伊藤憲一さん如何でしょうか。
設置台に梯子が取り付けられていることから、再度事務所に戻りました。 その際中丸会長 (頂いた名刺には、社名と肩書は「泉区の雲じぃじ」) が戻っておられ、改めてお話を伺いました。 同氏は自家用ヘリ(定置場所は東ヘリ)にて毎週末にフライトをしており、それからの写真とレポートをタウンニュースに投稿している方でした。 総フライト時間は約1,800時間。この度体力低下と家族からの要望によりライセンスを返上されたとの事。
折り悪く来客があり会話は中断した為、お伺いしたかった設置の経緯や前述の損傷の原因、昨年夏の台風19号時の対応等を聴けずじまいでした。 この後に設置台に上り右側ドアの窓にカメラを押し付けてプレートを撮影しました。 写真は画像処理しました。
打刻文字は T.C. 「3A19」 MODEL「150H」
P.C. 「4」 SERIAL「15068606」
因みに下部のMAA PLATE(Name plate) bヘ「379823」、最後の3は、8かもしれません。
なお本機の設置時期は、国土地理院の航空写真で1997.6.5(H9)整理番号CKT972Xに微かに主翼らしきものが確認されます。 登録抹消は1995年ですのでこの間に設置されたと想像します。 他の疑問も含め改めて訪問したいと思います。
タウンニュース 泉区版 No.630 2020年5月28日号より
https://www.townnews.co.jp/