◎ 三菱零式艦上戦闘機52型 81-161
龍ヶ崎飛行場で売り出された零式艦上戦闘機 三菱4240を個人が買って、阿見町へ持ち帰り、後部胴体が無いので鉄板の板金加工でそれらしく造った
ものを河口湖自動車博物館が買い取ってレストアし、部品をかき集めたりして
52型に仕上げ、靖国神社へ奉納したものです。
新 2025年 展示状況
新 撮影2025/02/09 イガテック

新 撮影2025/02/09
イガテック

新 撮影2025/02/09
イガテック 胴体表面の艶から新たに製作された後部胴体との境目が判りますね。

新 撮影2025/02/09
イガテック 機体説明文

新 撮影2025/02/09
イガテック 防火壁の一部


新 撮影2025/02/09
イガテック 零戦の座席


新 撮影2025/02/09
イガテック 九九式二十ミリ機銃


2018年 変化なし
撮影2018/10/02 eaglet
.jpg)
2002年
撮影2002/07/21 ogurenko
 
・ 着艦フック装備 河口湖自動車博物館で披露された時には
見えませんでした
撮影2003/10/03 杉浦 博 撮影2001/08 河口湖自動車博物館
 
2004/01/24 零戦の着艦フックについて 大石治生さんから
零戦の着艦フックに関してですが、零戦では62型に至るまで装備されていたようです。 フック自体は胴体内に引き込まれてますので、下側から観察しないとなかなか見え難いのですが、戦時中に撮影された機体や現在の復元機でも操作用のワイヤーが緩んだ為か、フック先端の鉤の部分が少し機外に露出している写真が52丙型や62型でも見受けられます。靖国神社に奉納された「81-161号機」に関しても、河口湖の博物館展示時でもフック部分と鉤の出っ張りが見えますので、奉納後にフックを引き出したのか、自然とワイヤーが緩んで機外に露出して目に付くようになってしまったのではないでしょうか?
零戦では11型で試験的に着艦フックを装着した機体では、胴体に引き込み用の凹みや切れ込みが無かった為に外部に露出した姿で装備されていました。「81-161号機」は381空で使用された昭和18年製造の52型の初期型を復元しています。実際の「81-161号機」の当時の写真は、現在入手し易い資料では歴史群像シリーズ「零戦パーフェクトガイド」の46ページに掲載されています。
・ 20ミリ機銃更新
河口湖自動車博物館館長の話しでは、今までの20mm銃身はパイプ溶接でリアリテイーに欠けていたので実物どおりムクから削りだしの銃身に替えたそうです。河口湖飛行館展示零戦52も同じに替えてありました。(2010/08/20記 にがうり)
撮影2010/08/03 古谷眞之助

・ 零戦にトルク対策のオフセットは無い
靖国神社遊就館の展示を真後ろから見て、トルク対策のために垂直尾翼右側にオフセット(ふくらみ)が付いているのではないかという議論がありました。しかし、原田さんがブリキの後部胴体を撤去して新しく造ったのだとしたら、もともと図面にも無いふくらみを付ける訳がなく、遊就館のは眼の錯覚、もしくは本当に膨らんでいるとすれば作業の誤りで片付けるしかありません
。 技術ノート参照
|